「勉強しなさい」と言わずに家庭学習を習慣にできた我が家のやり方

「勉強しなさい」と言わなくても家庭学習が習慣になった家庭の工夫や、子どもが自ら机に向かう環境づくりを紹介するイメージ画像 子育て・教育
声かけに頼らず、子どもが自分から家庭学習に取り組めるようになった実践的な工夫を紹介します。

小学2年生の息子に「勉強しなさい」と言い続けていた頃、正直かなり疲れていました。言えば言うほど反発され、机に向かっても手が止まっている。そんな状態が半年ほど続いたある日、声かけの仕方をがらりと変えたことがきっかけで、今では言わなくても自分から机に向かうようになりました。今回はその過程で試したこと、うまくいかなかったことを含めて紹介します。

「勉強しなさい」が効かなかった理由

振り返ってみると、当時の声かけには2つの問題がありました。一つは、タイミングを本人ではなく私の都合(家事が一段落したときなど)で決めていたこと。もう一つは、「勉強しなさい」という言葉自体が、内容ではなく「机に向かう」という行為そのものを目的にしてしまっていたことです。結果として、机には向かっても中身の薄い時間になっていました。

最初に変えたのは「時間」ではなく「順番」

最初に試したのは、勉強の時間を固定することでした。しかし「16時から30分」と決めても、遊びに夢中になっていると結局守れず、結局は声かけが必要になってしまいました。そこで発想を変え、時間ではなく「順番」を固定することにしました。具体的には、「おやつを食べたら、次は宿題」というように、既にある習慣の直後に組み込む形です。時間を指定されるより、次に何をするかが分かっている方が、本人にとっても切り替えやすかったようです。

内容を「見える化」して声かけを減らす

次に試したのが、その日にやることをホワイトボードに書き出しておく方法です。「宿題」「音読」「計算ドリル1ページ」のように、終わったら自分で消していく形にしたところ、私が「終わった?」と聞く回数が大きく減りました。子どもにとっても、残りが減っていくのが目に見えることで、達成感を感じやすくなったようです。

  • やることを3〜4個程度に絞る(多すぎると見た瞬間にやる気が失せる)
  • 終わった項目を子ども自身に消させる
  • 全部終わったら決まった一言(「今日もおつかれさま」程度)で締める

うまくいかなかったこと:ご褒美制

途中で「1週間続いたらお菓子」というご褒美制を試したこともありましたが、我が家ではあまり長続きしませんでした。ご褒美が目的化してしまい、もらえないと分かった週は最初からやる気を失ってしまったためです。子どもの性格にもよるとは思いますが、少なくとも我が家では「見える化」による達成感の方が、継続には効いているようです。

崩れたときにどう立て直すか

体調を崩したときや旅行明けなど、習慣が崩れる時期は必ずあります。そこで無理に元に戻そうとせず、まずは「やることを1つだけ」に減らして再開するようにしています。ハードルを下げてでも再開すること自体を優先すると、数日で元のペースに戻りやすいというのが、これまでの経験から感じていることです。

学年が上がったときの調整

3年生になり内容が難しくなってきた頃、「見える化」だけでは対応しきれない教科(算数の文章題など)が出てきました。そこは声かけをやめるのではなく、「一緒に1問だけ読んでみる」という形で、内容面のサポートに切り替えています。習慣化の工夫と、内容の難しさへのサポートは別物として考える必要がある、というのが今のところの実感です。

まとめ

「勉強しなさい」と言い続けても、机に向かう時間の質は上がりませんでした。我が家でうまくいったのは、時間ではなく順番を固定すること、やることを見える化して声かけの回数自体を減らすことでした。ご褒美制のように合う・合わないが分かれる方法もあるので、一つのやり方に固執せず、崩れたときはハードルを下げて再開する、という姿勢が結果的に長続きにつながったと感じています。